凡人がFIREになるために【レビュー】
先日からFIREについて取り上げています。
FIREとは
経済的に充分な蓄えを作って若いうちに働くことをやめる
というムーブメントのこと
代表的な本がこちら
『FIRE 最強の早期リタイア術』
今回はこの本から学んだ
FIREを達成するために著者クリスティーさんが行った行動を紹介します。
1.自分の情熱に従うな~ 大切なのは費用対効果~
大学時代ライターになりたかった著者は
『将来の収入÷学費』
で費用対効果を計算しました。
ライター =0.2
医学 =0.78
美術 =0.83
会計 =1.83
エンジニア =2.81
そこで彼女はエンジニアリングを選択しました。
30歳でまとまったお金を貯めることが出来るようになりました。
しかし労働環境が過酷で、同僚が次々と体を壊す中
彼女は
「お金よりも命のほうが大事」
と考え、
どれだけの蓄えがあれば仕事を止められるか考え出しました。
2.必要金額を計算する
そこでトリニティ大学の4%ルールで計算してみました。
4%ルール…「持ち金の4%の資金で1年間の生活資金を賄えば、貯蓄が30年以上持続する可能性が95%ある」
彼女は支出を大幅に減らして30代で実現
債権 40%
米株 20%
カナダ株 20%
EAFE株 20%
→利回り3.5%
しかし暴落リスクもあり、
5%は貯蓄を0にしている計算
現金クッションを設定してリスクを減らし、
31歳でFIREを達成しました。
3.リスクと支出をとにかく減らす
クリスティーさんは若くしてミリオネアを達成しましたが、
彼女の考え方はオプティマイザーと呼ばれるものです。
とにかくリスクを負わずに支出を最低限にして、
コツコツ真面目にお金を貯めるやり方です。
特徴としては、正しい計算のもとに地道に進めていけば
特別な才能や技術が必要ないということです。
凡人が強運以外でFIREを達成するには、
この考え方が大切ですね。
具体的な計算方法や根拠に関しては、
著書に書いてありますので、
興味が出た方は読んでみてください。