国際分散投資の落とし穴と回避法【リスクとメリットを知ろう】
国際分散投資はいいの?悪いの?という話
第106回 国際分散投資って意味あるの?「有効性」と「落とし穴」について分かりやすく解説【株式投資編】
今回は国際分散投資についての解説です。
<前提>
どんな投資手法でもメリットデメリットはある
目的次第であると理解しておこう
世間は長期積み立て分散投資を進めている
<国際分散投資とは>
世界中の国の株や債券や不動産などに投資すること
なぜそんなことを?
・どの資産が伸びるかは分からない
・どの国が発展するかは分からない
・でも世界全体の経済規模は上昇し続けているから。
<世界のトップ企業>
平成元年は世界の上位50社の中に日本が32社
30年後は上位30の中に日本は無し、50位の中に1社のみ
企業や国の未来は分からない
<伸びる資産はどれ?>
どの国が伸びるか・安定かは入れ替わっている
株・債権・不動産など様々な資産で成績の良かったものは
年ごとに入れ替わっている!
前年度成績が良かった資産を買うのは必敗法
<長期国際分散投資>
過去30年間を見れば、
最低成績の30年であってもプラスに転じている。
プラスサムゲームなので
ルーレットに全掛けでも勝てる
理由は株式投資は長期的に見ればプラスサムゲームだから。
<落とし穴>
①分散によるリスク軽減効果が下がっている
グローバル化によって効果が弱まっている
連鎖暴落リスクも大きい
色んな種類の資産はあるが、
これらの距離が近づいているため
あらゆる資産が同じ方向に動きやすくなってきた。
下がるときは全部下がるリスクが有る!
②為替リスクがある
ドル建てで資産を持っている人達に比べ、
小さな島国の日本では、
常に為替リスクがあるため同じような運用が成功するとは限らない
<回避法>
①鬼ホールド
・狼狽売りをしないように、暴落リスクを覚悟しておく
②空売りや為替ヘッジを活用する
・こちらは上級者向け
<まとめ>
・国際分散投資は長期的な資産の持ち方としては超優秀!
・落とし穴は為替リスクと暴落リスク
・対策は鬼ホールドができるかどうか
どれだけ自分のやっていることを理解出来ているかが大事!
自分の性格や価値観にあった投資方法を選ぶことも大切なので、
今後も学んでいきましょう。